うつで仕事を辞めたい時に考えるべきことは?原因や対処法も解説!

仕事が原因でうつ病になる人って多いの?

「仕事が辛くて出勤したくない…」自分が怠け者なだけなんじゃないかと落ち込まれる方もいるかもしれないですが、知らず知らずのうちに追い込んでしまい、危険な状態になっているかもしれません。

実際に厚生労働省のアンケートの結果によると、働く世代の約6割が「仕事にストレスを感じている」と回答しています。

またその他にも、うつ病の発症の原因の実に40%が仕事に関係するものというデータも出ています。日本では100人に3~7人が一生で一度はうつ病にかかるとも言われていることも合わせて考えると、仕事のストレスからうつ病になってしまうことは決して珍しくないと言えます。

厚生労働省のまとめたデータがこちらからご参照いただけます。

仕事が原因でうつ病かもと思ったらセルフチェックを行う

うつ病の症状にはどのようなものがあるのでしょうか?精神的に落ち込む、気分がふさぐというイメージが強いですが、身体の不調、例えば食欲が出ない、眠れないと言ったことが初期の症状のことも多いです。

まずは今感じる症状がうつ病によるものか知るためにも、セルフチェックを行ってみましょう。詳しくは当クリニックのこちらの記事をご覧ください。

仕事を辞めるという決断の前に…考えていただきたい3つのこと

もう明日出勤するのもいやだ、辞めてしまおうと感じているあなたへ、少し立ち止まって以下の3つを是非考えてみてはいかがでしょうか。

1. 辞める判断は冷静な時にしましょう

明日出勤するのもしんどい、もう辞めてしまいたい。
そう思ってもすぐに辞職願を提出するのは、のちの後悔の種となるかもしれません。どうしてもつらくて会社に行けないときは一旦休職という選択肢もあります。まずは家族や友人、あるいは医師に相談の上、客観的な意見も聞いて、大きな決断は冷静なときに行うようにしてはいかがでしょうか。

2. ストレスの原因は本当に仕事ですか?

厚生労働省のサイトによると、人がストレスを感じる要因は(1)環境的要因(天候や騒音など)、(2)身体的要因(病気や睡眠不足など)、(3)心理的要因(不安や悩みなど)、(4)社会的要因(人間関係や仕事など)の4つに分けられ、このうちの複数が重なってうつになってしまうこともあります。

仕事がストレスの原因だと思っていたけれど、実は家庭に悩みの種があってそれが仕事に影響するようなケースもあります。あるいは仕事に不安があって眠れないと思っていたけれど、眠れない原因は身体の病気だったりということもあります。

自分はなにが辛いと感じているのか、よく考えてみることも大切です。身体に明らかな不調がある場合は受診をおすすめします。

3. 仕事のなにがストレスなのか振り返ってみましょう

よく考えてみたけれど、やっぱりストレスの原因は仕事だと感じた方は、さらに仕事の中でもなにがストレスか、振り返って考えると有効なことがあります。仕事のストレスといってもそれが上司や同僚、部下との関係性なのか、仕事の量が多いことなのか、責任が重すぎるプレッシャーなのか、など原因によって対処法は異なってきます。自分のストレスの原因を正しく分析することも回復への近道です。

ただし、どんな原因であっても症状がひどい場合は一旦お休みを取って精神科や心療内科を受診されることを強くおすすめします。

仕事でうつを感じる原因別の対処法

実際に職場でのストレスの原因として多いとされている3つに関して、どんな対処法があるのかをみていきましょう。

1. 仕事の量や内容がストレスとなっている場合

仕事の量や内容が自分に合っていないと感じる場合は産業医に相談されることをおすすめいたします。今のポジションのままで調整が可能なケースもありますし、場合によっては部署の移動など検討されても良いかもしれません。今の職場ではどうしても最適な環境が確保できない場合は転職も選択肢に入ってきます。

2. 仕事の責任の大きさがストレスとなっている場合

仕事の重圧がプレッシャーに感じる場合、こちらも一概には断言できませんが産業医に相談されて調整を依頼することをおすすめします。調整が困難と判断され同様の仕事内容で転職されるケースもあります。

3. 仕事での対人関係がストレスとなっている場合

職場での人間関係に疲れてしまった場合は、信頼して相談できる上司や同僚にまずは相談してみましょう。または人事に直接相談し、産業医に調整を依頼することもできます。こちらも各々の事情にはよりますが転職まで行かずとも、部署の移動などで解決できることがあります。

もしうつ病と診断されたらどんな治療を受けるの?

実際に受診していただけると、重症度に応じて医師が複数の選択肢から最適な治療を判断させていただきます。

具体的には抗うつ薬や抗精神病薬などのお薬による治療の他にも、支持的精神療法、認知行動療法というような精神療法が選択されることもあります。また十分な休養を取ることをアドバイスさせていただくことも多いです。

うつ病の診断がされますと傷病手当金の給付を受けることも可能になるので、金銭面を気にして仕事を休めない、といった心配も軽減されるかと思います。傷病手当金などの詳細を知りたい方は、厚生労働省によって働く方々のメンタルサポートや保証についてまとめられたものがこちらからご覧いただけます。

当院を受診した方の体験談

40代男性
出勤したくないという気持ちが長く続いていたが、疲れているだけだと思い、出勤を続けていた。来院1週間前に体調が悪くなった日に一度休んだところ一気に気が楽になりその次の日からどうしても出勤できなくなってしまった。これではいけないとインターネットで検索していたところ当院の本記事を見て、もしかしたらうつ病なのではないかと思い受診した。来院時の症状としては入眠障害と不安感があった。

うつ病疑いとして本人と相談した結果、抗不安薬頓服でパフォーマンスを維持しつつカウンセリングを行っていくこととした。その中で職場での人間関係がストレスの原因であったことを認識し人事に直接相談し部署の移動をすることで仕事を継続する選択をした。

当院の強み

1.働く人も通いやすく
仕事終わりの時間に診療を行っていないクリニックが多いですが、MIZENクリニックでは診療時間を平日夜18時から22時としています。当院では昼間はお仕事で忙しくなかなか受診できない方々の健康を、夜遅くまで診療することでサポートいたします。

2.全身の健康をサポート
当院には精神科の専門医に加え、糖尿病の専門医など様々な領域を診ることのできる医師が揃っております。患者さんの身体面・社会生活面・精神心理面のすべての面から患者さんをサポートできます。例えば、他の疾患でかかっていても検査などで気になる部分があれば当院で治療を目指すことができます。

3.ネット予約で待ち時間を短縮
多くの医療機関では診察前や会計までの待ち時間が長いということが通院から足が遠のく大きな理由の一つとなっております。当院ではスムーズな受付のために、予約をインターネットで事前に行って頂くことができ、予約された方から優先的に診察を受けていただいております。

4.オンライン診療
MIZENクリニックではオンライン診療によるメンタルヘルスのご相談を行っています。LINEを使ってご自宅から医師に相談可能なので、メンタルのことでお困りの際はご活用ください。
なお、当院にはじめての受診の方は、お薬の処方はオンライン受診のみでは行えませんので、初回からお薬の相談もご希望の方はホームページからご予約の上、ご来院ください。

5.お薬の説明
やはり、精神症状に対するお薬というのは風邪に対するお薬と違って初めて服用する人も多く不安もあると思います。当院ではそれぞれのお薬の効果や副作用について丁寧に説明し適切なお薬を処方するよう努めています。何か疑問点があれば遠慮なくおっしゃってください。

6.患者さんのご意見を丁寧に伺う
当院では患者さんが何に困っているのか、どんな病気が考えられるのか、どんな治療法が患者さんにとって最適であるのかということを正しく判断していくために患者さんのお話を真摯に伺うことを心がけております。ネット予約やオンライン診療も行うことによって実際の診察の時間で深く患者さんに向き合うことを実現しております。一方的に治療を行うのではなく、一緒に考えていきたいと思っておりますので安心してご相談ください。

仕事を辞めたいと思ったら…1人で抱え込まず受診を検討

精神科にかかるのってなんとなく気が進まないという方もいらっしゃるかと思います。MIZENでは精神科を専門とするドクターがおります一方で、幅広い疾患の患者さんを診察させていただいております。お気軽に受診されてください。

参考文献

>夜間内科 「MIZENクリニック」

夜間内科 「MIZENクリニック」

「MIZENクリニック」は、『働く人のための夜間診療内科』をコンセプトに、平日の夜17時30分から21時30分まで診察しております。 多様な専門性と診療方針の医師が、風邪などの日常病や、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病をはじめ、喘息、風邪、不眠、メンタルヘルスなどお困りごとに対して幅広くご対応させて頂きます。

CTR IMG